映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」感想・レビュー!/おふざけヒーローチームが活躍する待望の第二弾!
ユニークなキャラが銀河の危機をノリで守る「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」というチームがある.くだらない冗談を言い合いながら終始ふざけた様子で笑いと感動を届ける彼らの続編「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」が5月12日に公開した.
感想
※以下,若干のネタバレを含む場合があります
映画鑑賞後にまず思ったのは,前作より面白くなっている!ということである.マーベル作品はシリアスな話の展開であってもところどころにジョークを加えのが特徴であるが,「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジョークの量はかなり多く,他のマーベル作品とは少し違った異質な作品である.その第二弾として公開された今作は,前作に散りばめられていた話の伏線を回収することによって,ジョークの中にも話の腰がしっかりとあり,ふざけてはいるがヒーローであることに納得する内容であった.前作を観てから今作を見るとしっかりと感動できる物語となっている.もちろんワクワクするようなアクションも盛りだくさんであるため,ポップコーン片手に肩の力を抜いて楽しめる映画であると思う.どんちゃん騒ぎのアクションシーンはこれぞ映画!といった感じである.
今作で木の枝であるキャラクター「グルート」は可愛らしく生まれ変わった.前作と同様に,セリフは「I am groot(アイ アム グルート)」のみであった.映画の冒頭でグルートがダンスをノリノリで踊る演出によって,観客は一気にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの世界に引き込まれたことであろう.洋画らしい飽きないオープニングであったため好感触であった.
2015年に公開された大ヒット映画「ジュラシック・ワールド」でお馴染みのクリス・プラットが主人公「スター・ロード」を務める.笑いと感動が複雑に絡む脚本に順応していく彼の演技はもちろん見所であり,普段の彼の性格が陽気であることからスター・ロードという役柄を上手く演じられている理由であると思える.スター・ロードの生い立ちを追っていく今作のストーリーは前作よりもマーベルらしい話であった.恋の要素も入っていることから充実した内容であるといえる.
アメリカのディズニーランドでガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのアトラクションができるくらい人気の映画である.興行収入も高いためまだ観たことない人がいれば,是非チェックしてもらいたい映画となっている.今後,ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのキャラクターが他のマーベルキャラと共演することに期待したい.
映画「ローガン/LOGAN」感想・レビュー!/ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが残す最後の爪跡!
映画「X-MEN」シリーズの中で絶大な人気を誇るキャラクター「ウルヴァリン」.特殊な金属でできた骨格を持ち,手から伸びる金属の爪で戦う.そんな彼(ローガン)が主人公を務めるスピンオフ作品「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」「ウルヴァリン:SAMURAI」に続くウルヴァリンシリーズ最終章「LOGAN/ローガン」が6月1日に公開した.
感想
※以下,若干のネタバレを含む場合があります
これでウルヴァリンは見納めだ!と言わんばかりの量のアクションシーンがてんこ盛りであった.頭は吹っ飛ぶわ,胸は裂かれるわ,足は突き刺されるわでアドレナリン出まくり祭りだった.R15指定であるためグロいシーンが苦手な人は少し気をつけた方がいいかもしれないが,ウルヴァリンを感じる点においてこの演出は最適であり最後にふさわしいと思う.
タイトルからも分かる通り今回は「ウルヴァリン」でなく「ローガン」の物語である.兵器として開発されたミュータント「ウルヴァリン」でなく一人の人間「ローガン」に焦点を当て,彼の生き様についてを締めくくる内容となっている.治癒能力を失いつつあるローガンは生身の人間と変わらない存在に近づく.そんな体であっても今までと同様にローガンが大切なものを血だらけになりながら守る姿は痛々しくも感動した.
ローガンとチャールズ・エグゼビアは今までのX-MENシリーズにおいて親子のような絆で結ばれていた.今作で子供ミュータント「ローラ」の親のように振る舞うローガンの姿は,歴代のX-MENシリーズでチャールズや仲間がローガンにみせた愛情と似たものを感じることができるであろう.
これでX-MENシリーズ完結とも言えるような物語であったが,生き残る子供のミュータント達による新たな未来への希望を残した終わり方であった.それと同時に,視聴者に対して続編への希望を残した終わり方でもあったと言い換えることができる.
刀が置いてあったり,「スシ」といったセリフが出てきたりして日本人のファンからすると嬉しい要素もあった.そしてなによりローラ役を演じる「ダフネ・キーン」が喋るシーンがかわいい.「クロエ・グレース・モレッツ」のような今後の彼女の活動に期待したい.
ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの新作をもう観ることができないのは,かなりショックを受ける.自分も頑張ったら爪が伸びるんじゃないかと少年心をくすぐってくれたローガンには感謝したい.
ウルヴァリン3部作,今までありがとう!
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