映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」感想・レビュー!/史上最大の敵登場!?
感想
※以下,ネタバレを含む場合があります.
全体的にコメディ色が濃くなることによって,主人公のソーや弟のロキ,緑の怪物ハルクなどといった様々なキャラクターがよく分かりやすく,親しみやすくなっていた.ここ最近のマーベル作品は〈コメディ要素〉を取り入ることが目立つようになり,万人受けするような見やすい内容に仕上げようとしているのではないであろうか.例えば,『ガーディアンズオブギャラクシー リミックス』や『スパイダーマン ホームカミング』での作品にみられるコメディな要素と比較すると,今作の『マイティ・ソー バトルロイヤル』では演じる俳優のおかげで自然と〈コメディ要素〉受け入れることが可能であった.
キャストはいつも通り申し分なく楽しめた.主演のクリス・ヘムズワースのお茶目さが自然に生かされておりクスッとできるキャラクターに仕上がっていた.ロキを演じるトム・ヒドルストンは意地悪なキャラを今作でも上手く表現している.また,最強の敵ヘラを演じるケイト・ブランシェットは美貌を打ち消すほどの極悪さであった.ここで注目したいのが,ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンである.彼女は〈最高にカッコいい女戦士〉であり,王道なカッコよさを迷いなく演じていた.今後の出演作にさらに注目したいと思った.
マーベル作品の中でも断トツで映画館で観るのが相応しいどんちゃん騒ぎな作品である.圧倒的ポップコーン必須映画であるため,映画を観たという満足感に浸ることができる.
どんな人にオススメ?
- 難しい映画が苦手な人
- ムキムキな筋肉美を拝見したい人
- シンプルなヒーローアクションが観たい人
関連作品
『マイティ・ソー バトルロイヤル』はハルクが登場するため『インクレディブル・ハルク』だけでも観るか,もしくは『アベンジャーズ』を観てから本作を観るとより楽しめる.