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映画「ローガン/LOGAN」感想・レビュー!/ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが残す最後の爪跡!

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 映画「X-MEN」シリーズの中で絶大な人気を誇るキャラクター「ウルヴァリン」.特殊な金属でできた骨格を持ち,手から伸びる金属の爪で戦う.そんな彼(ローガン)が主人公を務めるスピンオフ作品「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」「ウルヴァリン:SAMURAI」に続くウルヴァリンシリーズ最終章「LOGAN/ローガン」が6月1日に公開した.

感想

※以下,若干のネタバレを含む場合があります

これでウルヴァリンは見納めだ!と言わんばかりの量のアクションシーンがてんこ盛りであった.頭は吹っ飛ぶわ,胸は裂かれるわ,足は突き刺されるわでアドレナリン出まくり祭りだった.R15指定であるためグロいシーンが苦手な人は少し気をつけた方がいいかもしれないが,ウルヴァリンを感じる点においてこの演出は最適であり最後にふさわしいと思う.

タイトルからも分かる通り今回は「ウルヴァリン」でなく「ローガン」の物語である.兵器として開発されたミュータント「ウルヴァリン」でなく一人の人間「ローガン」に焦点を当て,彼の生き様についてを締めくくる内容となっている.治癒能力を失いつつあるローガンは生身の人間と変わらない存在に近づく.そんな体であっても今までと同様にローガンが大切なものを血だらけになりながら守る姿は痛々しくも感動した.

ローガンとチャールズ・エグゼビアは今までのX-MENシリーズにおいて親子のような絆で結ばれていた.今作で子供ミュータント「ローラ」の親のように振る舞うローガンの姿は,歴代のX-MENシリーズでチャールズや仲間がローガンにみせた愛情と似たものを感じることができるであろう.

これでX-MENシリーズ完結とも言えるような物語であったが,生き残る子供のミュータント達による新たな未来への希望を残した終わり方であった.それと同時に,視聴者に対して続編への希望を残した終わり方でもあったと言い換えることができる.

刀が置いてあったり,「スシ」といったセリフが出てきたりして日本人のファンからすると嬉しい要素もあった.そしてなによりローラ役を演じる「ダフネ・キーン」が喋るシーンがかわいい.「クロエ・グレース・モレッツ」のような今後の彼女の活動に期待したい.

ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの新作をもう観ることができないのは,かなりショックを受ける.自分も頑張ったら爪が伸びるんじゃないかと少年心をくすぐってくれたローガンには感謝したい.

ウルヴァリン3部作,今までありがとう!

 

 

 

 

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