映画「ワンダーウーマン」感想・レビュー!/パワフルだけど最高にキュートな女戦士!
映画『ワンダーウーマン』のあらすじやキャストについては過去の記事で一度まとめておりますので,以下をご覧ください.
感想
※以下,ネタバレを含む場合があります.
今作は『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』に少しだけ登場した〈ワンダーウーマン〉についての内容である.〈最強の女戦士〉である彼女が主人公となって進む物語は期待以上の面白さであった.海外の大手映画レビューサイトRottenTomatoesにおいて,93%(6月7日時点)という高評価である理由も納得できた.
主人公のワンダーウーマンが敵を蹴散らし無双するだけの映画なのかと思いきや,彼女の純粋な女性としての一面にドキドキさせられたり,物語の時代の表現が細かかったりと,映画の世界に惹き込む要素が多くある.DCコミック映画特有の〈ダークな雰囲気〉も感じることができるため,ドラマティックにスーパーヒーローを描くことができていた.
映画を観た後は,主演のガル・ガドットの虜になっていた.彼女の美貌は役を邪魔せず,むしろキャラクターの良さを引き立たせていた.これは,ワンダーウーマンという役が彼女に当たっていたとも言えると思う.しかし,他の役柄を演じるガドットを観てみたいとも思った.スティーブ・トレバーを演じるクリス・パインは主演級の俳優であるため文句なしの演技力で,ラフでカッコイイ役を上手く演じていた.
アメコミ映画をあまり知らない人はワンダーウーマンと聞いてもピンと来ずに,観る前からあまり面白そうではないと思うのではないであろうか.今作に限っては面白くないということはないと言い切れるくらいバランスの良い映画となっており,良質なヒーロードキュメンタリー映画と言える.クリスチャン・ベール演じるバットマンの映画を観たときのような満足感に通ずるものを感じた.DCコミックは次回作を作る上で大きな土台となった大切な作品であることは確かである.
どんな人にオススメ?
- フラッと映画館で観る映画を探している人
- ドラマティックなヒーロー映画が観たい人
- 活躍する美人を拝みたい人
- 海外で人気の映画を観てみたい人
関連作品
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映画「怪盗グルーとミニオン大脱走」感想・レビュー!/囚人ミニオンが最高に可愛い!
映画『怪盗グルーとミニオン大脱走』のあらすじやキャストについては過去の記事で一度まとめておりますので,以下をご覧ください.
感想
※以下,ネタバレを含む場合があります.
今作は怪盗グルーシリーズの二作目『怪盗グルーとミニオン危機一髪』に続く作品となっている.怪盗グルーシリーズであるためグルー中心の内容ではあるものの,ミニオンの良さは今作でもしっかりと描かれている.ミニオンの可愛さは確実にパワーアップしていたと感じた.
上映時間は一時間半ほどであるため話がサクサク進み,観ていて疲れない.そのため,子供はもちろんのこと,長い映画が苦手な大人も十分に楽しめると思う.今回は吹替版を鑑賞したが,アニメであるため違和感は少なく楽しめた.実写の映画は俳優の声などが明らかに異なるため気になるが,アニメの場合はその点気にせずに観れたため良かったと思う.
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにミニオン・パークができたことや,ミニオン関連のガチャガチャが増えたことからも人気は確実に上昇している.映画を観ていない人ですらファンになったりするように,大人も取り込んでしまう人気ぶりは続いていくであろう.三作目(ミニオンシリーズ入れて四作目)にして面白さが減少していないため続編にも大いに期待して良いと思う.
ファミリーやカップルが何を観ようか迷ったときに是非とも鑑賞していただきたい.もちろんお兄さんやおじさんも大変楽しめる作品となっている.
どんな人にオススメ?
- 子供と一緒に観る映画を探している人
- かわいいキャラで癒やされたい人
- アクション映画に疲れた人
- 日頃の社会に疲れた人
関連作品
映画「スパイダーマン ホームカミング」感想・レビュー!/あの超有名スーパーヒーローの新作!
映画『スパイダーマン ホームカミング』のあらすじやキャストについては過去の記事で一度まとめておりますので,以下をご覧ください.
感想
※以下,ネタバレを含む場合があります.
映画のポスターや宣伝CMからも分かる通り,今回のスパイダーマンはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に属する作品として新たに生まれ変わっており,そのことは映画鑑賞後にも大きく頷ける内容であった.過去のスパイダーマン作品と比べても映画全体を通して,ポップでカジュアルな作品であった.例えば,2015年の『ジュラシック・ワールド』を万人受けする作品であると評するのであれば,今作『スパイダーマン ホームカミング』は〈もっと万人受け〉であると言えるであろう.ここで,今作はMCUに属しているため『アイアンマン』及び『インクレディブル ハルク』,『マイティ・ソー』などのMCU作品を復習しておくことが最大に今作を楽しむコツである.時間がない人はアベンジャーズシリーズだけを鑑賞して〈アイアンマン〉の立ち位置だけを知っておいても良いであろう.トビー・マグワイヤ演じる初代スパイダーマンのようなドラマティックな物語ではなく,アクションや話の展開がサクサク進む大衆向けな物語となっている.
今回で主演の「トム・ホランド」がお披露目となったわけだが,持ち前の身体能力に加え,ピーター・パーカーという役の〈子供っぽさ〉を見事に演じていた.特に〈泣きそうな演技〉は見ている人の心を奪ったと思う.“今回の”スパイダーマンにピッタリの俳優であった.
少しコメディ色が強かった印象があるが,新たなスパイダーマンの位置づけを認識するための内容であったと思う.映画『スパイダーマン ホームカミング』は,誰もが楽しめる王道ヒーロー映画である.ヒーロー映画を鑑賞する際,ヒーローの持つ能力に憧れることは映画の面白さを決める重要な要素のひとつである.スパイダーマンは何度リメイクされても,キャラクター自体に魅力があるため,ある程度の面白さが確保される〈ぶれない〉作品となると感じた.
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『シビル・ウォー』でトム・ホランド演じる新しいスパイダーマンが少しだけ登場する.『スパイダーマン ホームカミング』の劇中にシビルウォーのワンシーンが登場するため関連性は高い作品となっている.
映画「ジョン・ウィック:チャプター2」感想・レビュー!/何人倒した!?怒涛のアクション!
キアヌ・リーブスが演じる最強の殺し屋の復讐劇『ジョン・ウィック』の続編『ジョン・ウィック︰チャプター2』を鑑賞してきた.今作はR指定となっており,表現の気持ち悪さではなく,表現の残虐性に関する指定であると感じた.新時代のアクションとも言える前作の続編を観た感想とレビューをまとめたので読んでいただきたい.
感想
※以下,ネタバレを含む場合があります.
敵を次々と倒していく〈最強の殺し屋〉は今作でも健在であった.前作よりも敵を多くなぎ倒しており,〈圧倒的なアクション〉が今作の魅力となっている.一つ一つの動きに理由があるような動きは観ているものを納得させるアクションとなっている.もちろん主人公であるため戦闘では負けないが,ハラハラさせるようなダメージをしっかり受けており,観客を引き込むための最低限必要なリアリティは含まれていた.よくあるアクション映画よりも少し非現実的な雰囲気がある作品ではあるが,それが「面白い!」と言える要素を作り出していると言える.ジョン・ウィックが戦う場所について前作同様,ワクワクするような場所での戦闘が多かった.〈見せるアクション〉を特に意識して制作されているような作品であるため,内容でしみじみ面白みを感じるというより,アクションを観て視覚で楽しむ映画となっていることであろう.
主演のキアヌ・リーブスについては拍手を送りたくなる気持ちになるであろう.大切な人を失う気持ちを上手く演じることができるのは,彼自身の生い立ちや人生に関しての経験からくるものであると感じる.特別な演技はしていないのに,心に語り掛けてくる彼の演技は〈キアヌ・リーブス復活!〉と胸をはって言えるはずである.『スピード』や『マトリックス』などと同様に彼の代表作に『ジョン・ウィック』が加わることを確定した作品である.
前作の『ジョン・ウィック』を観てから今作の『ジョン・ウィック:チャプター2』を観ることをオススメする.また,キアヌ・リーブス主演の過去作『スピード』は名作であるため観ていない人は要チェックである.管理人の個人的な意見としては,FPS(一人称のシューティングゲーム)が好きな人はかなり熱くなる作品であると思う.武器のリロード(弾の装填)や銃の取り回しは,かなり見ごたえがある.
この手の類の映画は頭を使わず気楽に楽しめるため,気を張らずフラッと映画館やレンタルショップに立ち寄って,是非とも『ジョン・ウィック』を鑑賞していただきたい.
関連作品
映画「メアリと魔女の花」感想・レビュー/魔法の世界を味わう作品!
スタジオポノック第一回長編作品である『メアリと魔女の花』が7月8日から公開となっている.「魔女」という題材を扱っていることからワクワクが止まらない作品である.どうしてもジブリ作品である「魔女の宅急便」と比較されがちであるが,今作を鑑賞した感想・レビューについて述べる.
感想
※以下,ネタバレを含む場合があります.
ジブリ風なアニメーションであり,ちょうど夏休み期間に公開の『メアリと魔女の花』
を鑑賞してきた.家族や友達,カップルなど観る人を選ばないカジュアルに楽しめる作品となっていた.物語は淡々と飽きのこないペースで進んでいくため,もうクライマックスなの!?と驚いた.原作が外国の児童文学であることも物語がスピーディーに進む理由であると考える.映画の序盤は世界観に引き込む演出が多めであり,中盤から伏線を張るような構成である印象を受けた.〈魔法〉という内容を扱っているため,大人も子供も年齢を問わずワクワクすることができると思う.
ジブリやそれに似たアニメの良いところを詰め合わせた作品のようにも思えるため,それを良いと捉えるか悪いと捉えるかは人によって賛否両論ある.映画批評サイトの☆評価は特別目立って良くはないが,『魔女の宅急便』や『千と千尋の神隠し』などいわゆるジブリ映画との比較が多少なりとも入っているため評価が伸び悩んでいると予測する.映画CMなどで「観たい!」と思ったら観に行くという単純なプロセスで劇場に足を運んでもらいたい.普段あまり映画を観ない人に関しては,「普通に面白い」というような感想になるはずである.
『君の名は。』のような記録的大ヒットは望めないが〈米林監督ワールド〉はしっかりと感じれる作品であり,安定した面白さや芸術性を持った作品となっていた.〈観て損はしない〉作品であったと思う.特に,小学生くらいの子供にオススメしたい夏の作品である.
関連作品
お子様待望!「怪盗グルーのミニオン大脱走」/かわいい新作を調査してみた!
お子様待望の映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』の日本公開を7月21日に控えている.黄色く小さなキャラクターは子供だけでなく大人も大好きである.ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにミニオンパークが開園されたことからも人気が伺える.映画公開前に事前準備として簡単に調査した.まだ観たことない人は是非ミニオンを観て欲しい.キーホルダーとか欲しくなってくるほど可愛いキャラである.
あらすじ
晴れて結婚したグルーとルーシーの前に、新たな敵バルタザール・ブラットが現れる。1980年代に子役として人気を博した過去の栄光にすがり、80年代ファッションに身を包んだバルタザールは、様々なガジェットを駆使して犯罪を繰り返し、グルーを反悪党同盟から追い出してしまう。そんな時、グルーにドルーという生き別れになっていた双子の兄弟がいることが判明。父親から莫大な遺産を相続しているドルーは、父の志を受け継ぎ天下の大悪党になることを夢見ていた。一方、グルーの相棒ミニオンたちは、グルーが反悪党同盟をクビになったことで再び悪の道に戻ってくることを期待していたが、グルーにその気がないことを知り、新たなボスを求めて旅に出るのだが……。
引用:怪盗グルーのミニオン大脱走 : 作品情報 - 映画.com
監督・キャスト
監督「ピエール・コフィン」
イルミネーション・エンターテインメントにおける怪盗グルーシリーズを手掛ける監督である.シリーズの人気具合からも分かるように,新作も安心して楽しめるであろう.
グルーの声役「スティーブ・カレル」
コメディにピッタリと合う声であるのか,役柄に合う声であるのかは分からないが,キャラクター自体を忠実に表している声であると思う.日本語吹き替えを笑福亭鶴瓶が務める.「スティーブ・カレル」も「笑福亭鶴瓶」もどちらも聞きやすく全く違和感がない.
ルーシーの声役「クリステン・ウィグ」
彼女が映画で演じる女性は〈面白おかしく元気な女性〉が似合う.このことは声だけの出演であっても変わらず,声のみの出演であるからこそ分かる良さがあると思う.彼女の出演作を是非観てもらいたい.きっとルーシー役がピッタリであることを感じるであろう.
どんな人にオススメ?
- 子供と一緒に観る映画を探している人
- かわいいキャラで癒やされたい人
- アクション映画に疲れた人
- 日頃の社会に疲れた人
関連作品
怪盗グルーの月泥棒
一作目の映画で,怪盗グルーが月を盗むというタイトル通りの内容となっている.時間も95分となっており普通に面白いためサクッと観られる作品である.
怪盗グルーのミニオン危機一髪
二作目の映画で,ミニオンが危機一髪!といった内容になっている.映画が98分と前作引き続きサクッと観られる長さになっている.一作目よりミニオンの出演が多く,怪盗グルーの気持ちの変化に心が温まる内容となっている.
ミニオンズ
こちらは怪盗グルーシリーズではないミニオンズの映画であるため,シリーズ第三弾としては本稿で紹介している新作映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』である.
まとめ
今作も肩の力を抜いて観られる映画であり,キャラクターが可愛いため癒される作品であることは間違いない.夏休みシーズンに公開となり,是非ファミリーで劇場へ足を運んでいただきたい.大人もミニオンに癒やされるため楽しめるであろう作品である.
映画「ハクソー・リッジ」感想・レビュー!/一人でも多くの命を救う英雄の実話!
映画『ハクソー・リッジ』のあらすじやキャストについては過去の記事で一度まとめておりますので,以下をご覧ください.
感想
※以下,ネタバレを含む場合があります.
『ハクソー・リッジ』を鑑賞後,戦争映画のオススメリストを作るなら外せない作品となったことは間違いないと感じた.あの『プライベート・ライアン』にも引けを取らない悲惨で残酷な戦場を表現していた.忠実に戦場を再現しているがゆえにバイオレンスな表現はもちろん多いため,グロが苦手な人や慣れない人は念のため注意が必要である.たった一人で75人を救った実話である今作であるが,「これ本当に実話?嘘でしょ!?」と疑うくらいの英雄っぷりであった.
また,主人公デズモンド・ドスの役を「アンドリュー・ガーフィールド」が演じたことは大正解であったと思う.気弱だと見せかけて驚くほど強い信念を持っている役を演じるのはガーフィールドのお家芸であると言える.そして,戦争映画であるにも関わらず映画後半の加速感を味わえたことに驚いた.何かに取り憑かれたかのように次々と命を救う主人公の姿は,人間にとって大切なものを伝えようとしている.
日本人として日本兵の描かれ方も気になっていたが,不満はなくむしろ満足であった.米国人からみた日本人の奇妙さがよく現れており,〈命を救う戦い〉という内容に説得力を与える役割となっていた.
映画『ハクソー・リッジ』は,信じた道を貫くための勇気を与えてくれる素晴らしい作品であった.